体に感じない無感地震も含め、一日に約3回、日本のどこかで地震が起きていると言われています。
世界でも有数の地震大国・日本。大地震が起こったとき、あなたの家は大丈夫ですか?

01 地震に強い家、弱い家

02 耐震住宅と免震住宅

03 今すぐできる地震対策

岡山と地震

岡山は天災が少ない地域だから大丈夫、だなんてことを思っていませんか?確かに県内に存在する活断層は中国地方でももっとも少ないですが、兵庫県から続く山崎断層帯は868年の播磨の地震(M7以上)を引き起こしたとされ、姫路で震度7を記録。岡山でも相当の被害があったことがうかがえます。
地震は発生のメカニズムにより分類することができますが、岡山に被害を及ぼす可能性のある地震はプレート間地震と陸域の浅い地震(直下型地震)。特にプレート間地震では、南海トラフ(トラフとは海溝のこと)沿いで発生する巨大地震が心配されています。”いつ発生してもおかしくない”と言われているその巨大地震。それが南海地震なのです・・・!

●過去岡山県内に被害を及ぼした地震
発生年 地震名(マグニチュード) 岡山県の震度
1995年 兵庫県南部沖地震(M7.2) 震度4
2000年 鳥取県西部沖地震(M7.3) 震度5弱 または 4
2001年 芸予地震(M6.7) 震度4

近い将来やってくる?南海地震

 今後50年以内に80%の確立で南海地震が発生すると言われています。中央防災会議の専門調査会によると地震規模の想定はM8.7。地震が起きた際もっとも被害が大きいと言われる冬の夕方に発生し、揺れが2分間続くと想定すると、岡山県内での予想被害は最大深度5強、死者約800名、負傷者約10万人、建物被害約22,000棟とされています。これは楽観できない事態です。

海溝型地震のメカニズム