施工実例-HOUSE WATCHING28-フォーミュラハウス庄建(有)庄建

HOUSE WATCHING 28〜ガラスとスチールでコーディネートした無機質なイメージが個性を発揮する商業施設

●フォーミュラハウス庄建(有)庄建 倉敷市東富井 (有)オートブロス コエダ

1階に設けた車の展示スペース。車の搬出入では据え切りをするので、床面にタイヤ痕がつかないような工夫が施されています。こちらの建物用にオーダーメイドしたスリット階段も大空間のアクセントに。 「建物が看板になるようにしてほしい」というオーナーの意向が反映された全面ガラス張りの外観。

■店舗建築のきっかけ
  今回は「建物が会社の看板になるように」というコンセプトで建てられた住居を兼ねた商業施設におじゃましてきました。夜の闇に浮かび上がる、ひときわ目を引く外観はまさに“看板”の役目をしっかり果たしている、個性的な建物でした。

カフェスペースの壁面に設けられた作り付けのラックは、自動車のカタログを並べるために庄建さんで特別に作ってもらったもの。

 

■フォーミュラハウス 庄建で建築
 家づくりで頭を悩ませる住宅メーカー選びについて、オートブロス コエダのオーナーはインターネットで偶然見かけたことがきっかけでフォーミュラハウス 庄建さんに決定されたそう。他は全く気にならなかったとのことでした。庄建さんが手がけるオリジナルブランドの無機的で透明感がある建物が理想のタイプだったということなのですね。
着工後も設置するポイントが決まっていなかったという1階の受付カウンター。商業施設として最適なレイアウトを模索され、10cm単位で位置を調節して設置されたとのこと。

 

■わが家のこだわり
 高層ビルに用いる建築技術を生かして建てるフォーミュラハウスは、広い空間を自由に仕切り、必要な設備を取り付けるというセミオーダースタイル。オートブロスコエダではスチール製の構造を見せ、ガラスを多用することで、無機的で透明感のある空間を実現しています。幹線道路に面した南側には3層の吹き抜けを設け、全面ガラス張りを採用。西側には西日を遮るためにパンチングメタル製のついたてを施し、通りを行く人にも店内を見てもらえるオープンな造りに。照明にもこだわり、見られることを意識した空間が広がっています。1階には車の展示スペース、受付カウンター、事務室を設置。築30年になる既存の工場スペースと新社屋を1階部分で一体化させたいオーナーの希望で工場内の梁や天井などの鉄骨部分には店舗と同じようなシルバーの塗料で色づけが施されています。店舗と工場の仕切りには大きな開口部を採用。工場の屋根にも手を加えることで連動させています。2階には空間を楽しんでもらうためのカフェを設けています。車のパンフレットを並べるラック、カウンター、長椅子はすべてスチール製で庄建さんのオーダーメイド。作り付けにすることでシンプルなインテリアに仕上がっています。3階には住居スペースが広がります。商業施設としてのイメージを徹底するために、プライベートな空間の存在が一切わからないような造りが大前提。南側が必然的に壁になるため、東側に大きなバルコニーを設け、西・北側に窓を多く配し、3方で採光を確保しています。要望を伝え、プランニングはほとんど専任のデザイナーにお任せで、「できてからの楽しみだった」というオーナー。既成にとらわれない、自由な発想から生まれた理想の空間は、カフェとしても利用できるので、ティータイムを楽しみがてら、フォーミュラーハウスの醍醐味も味わってみてはいかがでしょうか。

春先や秋口にオープンエアが楽しめるウッドデッキ。3方を囲むパンチングメタルを二枚張りにすることで外部からの視線を遮り、女性にも気軽にくつろげる空間になっています。

■プラン&データ

  ■DATA
  • 延床面積/209.63m2(63.41坪)
           1階床面積82.79m2
           2階床面積67.69m2
           3階床面積59.15m2
   

■HOUSE CALENDER

2004.1 【プランニング】
築30年になる2階建て木造住宅兼事務所の建て替えを検討。インターネットでオーナーが思い描く新社屋のイメージにぴったりな建物を偶然、目にしたことがきっかけになり、フォーミュラハウス庄建さんに建て替えを依頼されたそう。条件と要望を伝えるのみで、詳細についてはお任せでプランニングを進められました。
   
2004.2 【契約】
何度かのやり取りを経て、1階にオフィス、2階にカフェ、3階にオーナー両親の住居で間取りを決定、契約されました。
   
2004.3 【地鎮祭・着工】
既存の建物のうち、工場部分を残して撤去。どんなビルが建つのかと思うほど太い鉄骨を用いた基礎工事が行われたそうです。奥様はほぼ毎日、ご主人は休日ごとに現地に通い、工事の進捗状況をデジカメで記録しました。
   
2004.7 【完成・引き渡し】
オープニングイベントの5日前、7月6日に完成。1200名ほどの招待客に新社屋をお披露目されました。お任せしたカタチで建てたことが功を奏し、オーナーが好むフォーミュラハウスの個性がしっかり反映された社屋になったとのこと。


【施工】 フォーミュラハウス 庄建 有限会社庄建 TEL:086-462-6061
URL:http://formulahouse.jp/