施工実例-HOUSE WATCHING33-(株)西村建設

HOUSE WATCHING 33〜コストの壁をアイデアでクリア。家人のプライベートを大切にできる住まい

●(株)西村建設 岡山市倉田 Hさん邸


田畑のなかにあって、ひときわ目を引く、真っ白でシンプルなデザインの外観。玄関上部の傾斜は、コストを抑えるための建築士の提案で、小屋裏収納を設けています。「今では季節商品を収納するためのスペースとしてしっかり利用しています」。
続きの間としても、用途に合わせて独立させても使えるように工夫を凝らしたLDK。リビングとダイニングキッチン、フローリングと畳コーナーの仕切りには壁にきれいに収まる引き戸を用い、凸凹のない空間が広がっています。
■西村建設で建築
 マイホームを建てる時、予算は大きな壁になります。壁をクリアするために何かをあきらめるケースも少なくありませんが、今回はコストを抑えるために、安易に妥協するのではなく、工務店のアイデアでカバーし、理想のマイホームを実現したHさん邸をご紹介します。
  今年で4歳になるご長男が幼稚園に入園するまでにはマイホームを完成させたかったというHさん夫妻。焦りを感じ始められていた2005年1月、情報収集として出向いた唯一の工務店が西村建設さんでした。偶然、親しい友人が3人いたことで、施主としての率直な意見を聞け、仕事内容などもじっくり吟味することができ、以前から好感を持っていたそうです。
  また、Hさんは初めての訪問の際から、奥様が手作りした理想の間取りを持参し、最初に予算を伝えられたとのこと。大手メーカーでは予算的に無理といわれたプランを、西村建設さんでは細部にわたって見直し、無理な要望を却下するのではなく、親身になってアイデアを出し、理想に近い間取りを実現してくれたそうです。
華道もされている奥様の表札を飾るために設けられた奥行き9cmのニッチがアクセントになっている玄関ホール。縦長の窓を設け、リビングにガラス入りのドアを用いることで、明るさを確保しています。


「キッチンはとくに収納スペースを多くしたかった」という奥様が選ばれたシステムキッチンは、シンプルで収納力のあるタイプ。“隠す収納”にするため、外から中が見える食器棚はあえて置かず、システムキッチンの下部を活用しているそう。お茶をセットしたり、買って来た食料品などを置くためのフリースペースも確保し、使いやすさを充実されています。
奥様が高さにこだわったというキッチンカウンター。「簡単に食事ができて、子どもが成長して宿題をしたり、パソコンをしたり、いろいろに使えること」を前提にされたそう。ご友人のアドバイスなどから75cmに決定。夜はご夫婦でグラスを傾けるバーカウンターにもなるそうで、24時間フル活用しているとのこと。

■わが家のこだわり
 Hさん邸では個々のプライベートな時間を大事にできる空間づくりにこだわられています。映画鑑賞が趣味というご主人のためにリビングはオーディオルームとしても使えるホームシアター仕様。4歳からピアノを習い、ホテルのラウンジでも弾いていたという奥様はピアノの練習が気兼ねなくできるスペースをダイニングに確保。1階は続きの間としても、独立させても使える空間になっています。
  全体のコストを抑えるために、まず廊下の必要性を見直されたとのこと。また、当初は総2階のプランでしたが、2階には必要な部屋数だけを確保し、余ったスペースに小屋裏収納を設置。いずれも床面積を少なくすることで、コストダウンを図っています。「小屋裏収納を設けるなんて、私たちにはない発想でした。現状で部屋数は足りているので、余分な部屋をつくるより、収納スペースを設けてもらって、よかったです」と奥様。西村建設さんの長年にわたる経験と豊富な施工実績から生まれた、柔軟性のあるアイデアとお見受けしました。さらにHさん邸ではコストを抑えることに加え、補助金制度も活用。タイミングとして県産材、エコ給湯、浄化槽を採り入れています。
  「私たちだけの力でどこまで出来るか、自分たちらしい家を建てたかったんですね。コストを抑えて、よくここまで出来たと思います」と家づくりを振りかえられる奥様。どんな家を建てたいか、理解してもらえる工務店との出会いも大きなポイントになったとのことでした。
ご主人の趣味でもある映画鑑賞スペースにもなるリビングルーム。昼間でも真っ暗な空間をつくれる工夫が施されています。室内の雰囲気を左右する床や壁などの色は、選択肢のなかでいちばん明るい色を選ばれたそう。「家を建てるのは一生に1回のことだから、汚れるかもしれないけれど、思い切って明るくしました」と奥様。 奥様がピアノを練習するためのスペースも兼ねているダイニングキッチン。出窓の下にはデジタルピアノを収納するスペースを設けています
リビングの一部として設け、使い安さを重視した畳コーナー。「毎日、使える和室にしたかったので、あえて純和風にしませんでした」。和室の天井には木をあしらい、床の間を設けて趣を添えています。フローリングとの境には引き戸を設け、使わない時は壁内にきれいに収まる造りを要望されたそう。 畳コーナーは、縁に座ることを考慮して35cmの高さを確保。下部には収納用の引き出しをしつらえています。引き出しの出し入れでフローリングにキズがつかないように、レールを採用している。

■プラン&データ

間取り ■DATA
  • 延床面積/114.91m2(34.75坪)
           1階床面積65.23m2
           2階床面積49.68m2
  • 家族構成/夫+妻+長男

■HOUSE CALENDER

2000〜 【情報収集】
マイホームはいずれ建てたいと思っていたというHさん夫妻。結婚当初から住宅情報誌を見たり、住宅展示場へ足を運んだり、家を新築した友人の話を聞いたりしていたとのこと。
   
2005.1 【初めての工務店訪問】
Hさん夫妻にとって、以前から気になる存在だったという西村建設さんへ。それまではご両親からのすすめもあって大手住宅メーカーでの情報収集がほとんどで、初めての工務店訪問でした。奥様が作られた間取りを持参し、予算を伝えられたそう。
   
2005.2 【プランニング】
第一印象もよかった西村建設さんで間取りをプランニング。予算に合うように、コストを抑えるためのいろいろな工夫をされたそう。
   
2005.3 【契約】
西村建設さんで土地探しも依頼。区画整理された開発地の住宅団地ではなく、自然に囲まれた、庭いじりもできるような土地を希望したところ、早々に田畑に囲まれた75坪の理想的な物件が見つかったとのこと。土地の契約と前後して建物の契約もされました。
   
2005.4 【地鎮祭・着工・棟上】
契約を済ませてからはトントン拍子で家づくりが進行。
   
2005.7 【完成】
限られた予算で、理想のマイホームを完成させたHさん夫妻。「とにかく掃除をラクにしたかったので、室内に凸凹がなく、何でもすっきり納まるような造りになっています」と奥様。
   
2005.8 【引き渡し】


【施工】 株式会社西村建設 TEL:086-281-2424 URL:http://www.kk-nishimura.jp/