施工実例-HOUSE WATCHING33-フォーミュラハウス庄建(有)庄建

HOUSE WATCHING 33〜「ハッとして、ホッとする」店舗兼斬新なアイデアを盛り込んだワンルームの住まい

●フォーミュラハウス庄建(有)庄建 倉敷市片島 Anthos

黒のガルバニウム鋼板とメッキ処理を施した鋼材とのコントラストが印象的な外観。全体のイメージを左右する「壁の色には悩みました。昔ながらの家も立っている地域性を考えて、黒にしてよかったです」とご主人。住居を兼ねているとは思えないシンプルなデザイン、窓のない造りも個性を発揮しています。 1階の美容室。鉄骨の梁も立派なインテリアに。椅子も使い込んだような仕上げを施した、いくつかのデザインを用いることで、親しみやすさ、落ち着いた雰囲気を感じさせます。
■家づくりのきっかけ
 マイホームを建てる時、「個性的な家にしたい」という声をよく耳にします。今回おじゃました1階が美容院、2階が住まいの店舗併用住宅も「普通はイヤ」というご夫妻のアイデアやセンスが散りばめられ、既成の概念を超えた空間が広がっていました。

ご主人が店内でモデル撮影をすることもあるため、可動式にしてほしいと要望された大きな鏡はフォーミュラハウス製。天井から吊り下げ、滑車で動く造りは、以前フォーミュラーハウスさんがボクシングジムのサンドバッグを施工したアイデアを採り入れたそう。写真の背景になる壁には木や土などで変化をもたせています。

■フォーミュラハウス庄建で建築
 「妻も私も、家は箱ものという考えなので、重量鉄骨の箱がベースになるフォーミュラハウスの家は理想的でした」とご主人。お二人のアイデアや要望を形にでき、フォーミュラハウスの柔軟性を感じさせるお住まいです。

駐車場から店舗入り口へ続くアプローチは奥様の手づくり。歩くスペースに小石を敷き詰め、両サイドにガーデニング。緑が成長すればアジアンチックな空間に。

落ち着いた空間にするために、天井高を他より低くした待ち合いスペース。照明は飛行機の中をイメージして、手元にスポットライトがあたるタイプを採用されたとのこと。

■わが家のこだわり
 外観は、三角形の敷地に合わせて、四角の箱を2つ並べたようなデザインを採用。正面に窓を設けないことで、生活感を全く感じさせない造りになっています。
  1階は「ハッとして、ホッとする」イメージをコンセプトに日常にはない、異空間をプランニング。V字型に広がる店内は、鉄骨の梁がむき出しという「ハッとするような」ハードな造りのなかに、落ち着いたカラーコーディネートを施し、「ホッとするような」雰囲気を醸し出すインテリアをアレンジされています。
  2階は奥様が担当。間取りにもこれまでの住まいではほとんど見かけなかったアイデアを盛り込み、家づくりにおける新風を感じました。
  ワンルームの間取りについて「我が家の基本は2人なので、あえて最初から子ども部屋はつくりませんでした」と奥様。年齢が小さいうちは、遊ぶのも寝るもの親と一緒。本当に個室が必要になる時期は中学、高校の6年間ぐらい。そのために1部屋を確保するのはもったいないというスタンスでした。「娘が成長して、部屋が欲しいといえば、その時に考えます。フォーミュラハウスは箱の中を自由に仕切って、必要に応じて部屋を付け足すこともできるので」と奥様。限られた空間を有効に使うという、新しいアイデアを実践されていました。
  室内は鉄骨の梁、木目模様がきれいな木材を用いた壁、Pタイルの床でコーディネート。天井は断熱材がむき出しの状態で、吹き付けたままの凹凸感が独特の味わいを醸し出していました。
  「来客の感想はいろいろで、親は天井がないのは落ち着かないといい、同世代は開放感があっていいとか。賛否両論ですが、私たちはとても快適に暮らしています」と奥様。
暖色系でカラーコーディネートされたシャンプースペース。「リラックスできるように、照明を控えめにしました」とご主人。インテリアに親しみやすさを醸し出すため、タオルやシャンプーなどは見せる収納にしています。 業務用のシステムキッチンに一般家庭用のコンロを取り付けたキッチンスペース。家電や食器、調味料などの収納をオープンにすることで、誰でも台所の手伝いをしやすいとのこと。「業務用のシンクは一般用より深いため、使いやすいです」と奥様。

家族の寝室として利用している畳コーナー。来客時には客間としても使える造りになっているそう。布団などの収納スペースをブラインドで仕切る斬新さは奥様のアイデア。畳コーナーの縁は椅子がわりにも。

白×黒の壁のタイルがニューヨークチックな浴室。足つきの洋風バスタブも個性を感じさせます。手前に洗面スペースを設け、水まわりを一つの空間に仕上げていました。

黒板や本棚などが並ぶお子さま用のスペース。「子どもが小さい時は、ほとんどリビングにいるので、あえて子ども用の個室はつくりませんでした」と奥様。キッチンからバルコニー越しにお子さまの様子が見えるので、安心できるそう。

■プラン&データ

間取り ■DATA
  • 延床面積/170.14m2(51.4坪)
           1階床面積81.85m2
           2階床面積88.29m2
  • 家族構成/夫+妻+長女

■HOUSE CALENDER

2003.秋 【フォーミュラハウス見学】
美容院に来られるお客さまから、フォーミュラハウスさんで建てられた家を紹介され、見学。ご夫妻で出かけられ、生活感のない空間に興味をもたれたそう。
   
2004.4 【土地探し】
店舗兼住居を手がけるメーカーなどに足を運ぶこともあったそうですが、フォーミュラハウスさんに家づくりを依頼することに迷いはなかったとご主人。併せて土地探しも依頼。口コミで顧客をふやしていくという美容院の方針から、幹線道路から1本なかに入った、人通りの少ない、建物が目を引くロケーションを希望されたそうです。
   
2004.11 【契約・着工】
理想的な土地も決まり、間取りも決定。11月下旬から着工されました。
   
2004.12 【棟上】
   
2005.4 【完成・引越し】
バイパスの側道に面した、昔ながらの家が立ち並ぶエリアに、ひときわ目立つ無機的な建物が完成。「家づくりに関しては素人なので、好みや要望を一つひとつ組み合わせていくことで、どんな形になるのが不安でした」とご主人。出来あがりには、ご満足な様子でした。


【施工】 フォーミュラハウス庄建有限会社庄建 TEL:086-462-6061
URL:http://formulahouse.jp/