施工実例-HOUSE WATCHING51-(株)西村建設

HOUSE WATCHING 51〜日々の生活を楽しみながら安心して老後が過ごせる2世帯住宅

●(株)西村建設 倉敷市 Mさん邸


(右)生活の中心となるLDK。床には間伐材で作った岡山県産の檜の無垢材を使用。床の塗料はご夫婦で塗って仕上げました。こんなに広い空間なのに、床暖房だけで冬でも快適に過ごせるそう。古い構造材をできるだけそのままの形で残し、使用している部分が何とも言えない味になっています。元は床の間だったというキッチンスペースは奥様の要望でカウンターとシンクの位置を変えたり、扉をつけてシンクが隠せるようにしたりと途中で設計を変更しました。そのままの形にこだわっただけに、奥様も今の仕上がりにはとても満足しているそう。
 住み慣れた家も、時を経て生活が変化すると使い勝手が悪くなったり、傷んだりするものです。壊して建て直すという方法もあるけれど、愛着のある家の趣きを残しながら、こんなに素敵に生まれ変われるとしたらどうでしょう?今回ご紹介するMさんは、そんなリフォームを実現された方です。
  明治、大正、昭和と3世代に渡り、住み継がれてきた以前のMさん邸は、まさしく冒頭で触れたような、多くの問題をかかえた状態でした。そんな折り、息子さんが2世帯住宅を建てたいと言い出し、今ある家を壊して建て直すか、それとも新たに土地を購入して建てるかという話になったのだそうです。そこで、ご主人が「愛着のある家を壊すのは忍びない。自分がリフォームするので気に入ったら将来住めばいい」とリフォームを決意。ご主人の知り合いに紹介してもらった建築士を訪ね「今ある家をなるべく活かし、生涯自立した生活が送れる終の住まいを」と、設計を依頼しました。「専門的なことはわからないので要望だけお伝えし、後はプロにおまかせしたんです」と奥様。こうして施工を一任されたのが西村建設さんだったのです。
  できるだけシンプルに、そしてオープンにと、間取りはLDKを中心にしたバリアフリー設計。施工にあたっては、柱や梁など、できるだけ元の構造材を生かしつつ、耐震補強をしながら手を入れた部分と以前の家の部材を上手に融合させていきました。そうして新しくなったMさん邸は、外観こそ以前と変わらないものの、間取りはすべて一新され、和風建築にアジアンテイストを盛り込んだ、まるで和カフェのような作り。無垢材、特に岡山産の木材をふんだんに使用したバリアフリーのこの家は、木が大好きというMさん夫婦も大満足です。年末に帰省したお子さんたちも、この劇的なリフォームに感心し、すっかり気に入った様子だったとか。「息子が早く入居したがっているんですけど、開け渡すのは先の話。私たちもこの家での生活をもっと楽しみたいですからね」と、想像以上の仕上がりに喜びを隠し切れないMさんでした。
(左)左手の窓を開放すれば、LDKと一続きになった広々とした空間が出現します。

脱衣所にも洗面台があるので、使わない時は花を活けて楽しむこともできます。

ゲストルームとしても使用可能な和室は、ゆとりの部屋。お雛様などを飾り、普段は季節を楽しむ部屋として楽しんでいます。
(左)ゲストをお迎えするゆとりの空間として玄関ホールは広めに設計。圧迫感を排除するために、元あった階段の壁は取り除いたそうです。壁に貼ってある藍染めの青い和紙が程よいアクセントになっています。ギャラリーのように物を飾ったり、何より生活を楽しむスペースとして活用したい場所です。
(左)玄関には手すりとベンチを兼ねた棚を設置。改修前に使用されていた木材を転用し、棚板などにしています。
間取り ■DATA
  • 建物面積/273.69m2(82.79坪)
           1階床面積 180.35m2
           2階床面積 93.34m2
  • 家族構成/夫+妻+父親

■HOUSE CALENDER

2006.1 【リフォームを決意】
息子さんの「2世帯住宅を建てたい」という一言がきっかけで、リフォームを決意したMさん。 今ある家を壊して建て直すのは忍びないと、ご主人の職場の伝手で紹介してもらった建築事務所にリフォームを依頼します。
   
2006.6 【プランニング】
実測調査などを経て、構造面の整合性を考えながら開放的でゆとりのある間取りを実現。 生涯自立した生活が送れるバリアフリーの家、程よい距離感で2世帯が暮らせる家、 といったMさんの要望を詰め込んだプランが完成しました。
   
2006.7 【西村建設に建築を依頼】
過去の実績や信頼関係から建築士が施工を一任したのがリフォームも多く手掛ける西村建設さんでした。
   
2006.8 【着工】
元々2世帯住宅だったので半分ずつ工事をしながらリフォームすることができました。
   
2006.12 【完成】
内装や構造を見直して今後30年は安心して暮らせるようにリフォームされたMさん邸。 お正月に帰省したお子さんたちにもお披露目ができました。 「元の間取りが思い出せない」と、みんな感心しきりだったそう。 信頼関係とプロの技が築き上げた新しい住まいに、Mさんも大満足です。


【施工】 (株)西村建設 TEL:086-281-2424 URL:http://www.kk-nishimura.jp