1st stage〔家づくりのスケジュール〕
「家を建てよう」と決めても、じゃあ具体的にどんなことをすればいいのかよくわからない…
という人のために、まずはざっと家づくりのスケジュールを公開!
「家づくり」の流れと「お金」の流れを知っておくと、スケジュールや資金計画が立てやすくなります。

目安
期間
家づくりの流れ お金の流れ 補足
1.情報収集 情報収集費用

展示場までの交通費や、住宅雑誌購入費など。

まずは住宅雑誌やインターネットで情報を集める。 また、実際に展示場やショールームを回り具体的なイメージを固めよう。この時点で、きちんと資金計画を立てておく。
2.依頼先探し
土地探し
設計依頼料

設計事務所に依頼する場合、2度目の打ち合わせから金額が発生する場合が多い。

 
3.地盤調査 地盤調査費用
(SS方式の場合約5万円)
地形や地質といった現地のチェックと、用途地域や敷地境界線など法的制限を確認。 戸建ての場合SS方式(スウェーデン式サウンディング試験)によって行われる。
4.施工業者と契約 契約金(建築費の約10%)

印紙代(1万5000円)

建築確認申請費用
(約5~20万円)
この時点で、これまでの打ち合わせ内容を盛り込んだ「設計図書」が業者側から出される。 自分たちの希望がちゃんと盛り込まれているか、ここでしっかり確認しよう。 できれば契約の一週間前にはひな型をもらい、事前によく読んでおくと良い。
5.地鎮祭 神主さんへの謝礼(3万円)

祭壇費用(2万円)など
敷地のお祓いをし、工事の安全を祈願するのが地鎮祭。 神主さんへのお礼の額などは地域によって違うので、施工業者の担当者に相場を聞いておこう。
6.住宅性能評価機関
に評価申請
評価料(約10万円) 受けても受けなくても良いが、これを受けた住宅については金利を優遇する住宅ローンがあったり、 万が一トラブルが起きた場合にも申請手数料1万円という料金で紛争処理を頼めるなど、メリットも多い。
7.着工 着手金
(建築費の約20~30%)
 
8.基礎工事 「そういった気遣いは必要ない」とあらかじめ施工業者から言われる場合もあるが、 職人さんと仲良くなり、コミュニケーションが取りやすくなるといったメリットも。 建物の寿命を大きく左右する基礎工事。 自分でも知識を持って、基礎の高さや厚さ、アンカーボルトの位置などを確認しよう。 また、工事に疑問がある場合は、文書で現場監督や工事責任者に伝え、文書で回答をもらうように。
9.上棟式
上棟式費用(数万円)

中間金(建築費の約30%)

職人さんに渡すご祝儀は各5000~2万円程度。また、このあたりで中間金として建築費の30%を支払うことになっている。 自己資金が足りない場合、住宅金融支援機構の中間資金を利用する方法も。

骨組と屋根ができあがった状態を「上棟」と言い、 家の完成を祈願し職人さんの労をねぎらう上棟式を行う。
10.駆体工事    
11.屋根葺き工事    
12.内部配管工事    
13.地方自治体の
中間検査
  検査には必ず立ち会い、疑問点がある場合は文書にして伝えましょう。
14.配線工事・外壁工事    
15.内装工事    
16.つなぎ融資契約 印紙代(1万5000円)

ローン事務手数料(約3万円)
住宅ローンで借りたお金は、家の登記後でないとおりないため、 自己資金でまかなえない必要経費を「つなぐ」ための融資契約。
17.引き渡し 建築費の残金支払い つなぎ融資の資金で残金を支払えば、いよいよ引き渡しとなる。念願のマイホームゲット!
18.引越し・入居 引越し費用

水道負担金(約30万円)

登記費用(約15万円)
荷物量や移動距離によって引越しにかかる費用は変わってきます。また、所有権保存登記や所有権移転登記などを行った場合、登記費用として15万円程度かかる。